蒸し暑い。蒸し暑い。
始まりましたね。 長い夏が。
今日のSharp objectsは夏に履きたいパンツを3本紹介していきます。
カーハートのダブルニーと聞けば想像するダック地ではなく、
コットンツイル地のこちら。税込22000円です。
所謂ダブルニーと比べて薄い生地感。夏でも履ける軽さがあります。
デニムを履く人なら全然履いてもらえそうです。
白だからなのはもちろんだけど、なんだかスッキリして見えるな。
通常だと付くかんぬき部分のリベットが無いのが理由でした。
少し存在感が薄れた分、随分と合わせやすくなった感じがします。
うっかり付いちゃった程度の汚れが所々に。
リアルワーカーの荒々しい汚れ、ダメージではなくて、普段使いの生活感のある汚れ。
自分なりの履き方で汚していくのもまた良いかもしれません。
チャリのオイルでも、タバコの灰でも、ビールでも、ワインでも。
汚れても格好良いパンツということに間違いはないと思います。
1930年代頃に女性の乗馬用として生まれたのがランチパンツ。
こちらはかなり良い色落ちをした50年代頃の1本です。税込48000円。
ほとんどの個体が薄いオンスのデニムで、溜まっている裾も良い感じ。
その上、風通しもかなり良いです。
ハイウエストで履くことを想定している深い股上で
重心の下がるリラックスシルエットも好きな所。
乗馬用に作られた起源があるので、
バックポケットが無いことも多々ありますが、こちらはしっかりと完備しています。
女性用ではあるので小振りですが、財布と携帯は入りました◎
同年代のリーバイスのデニムやペインターパンツに比べて、
買いやすい価格なのも個人的に評価のポイント。
ヴィンテージの気疲れが軽減するかもしれません。
ぜひ試してみてほしい、見た目も気持ちもルーズに履けるヴィンテージデニムです。
愛用歴2年半の僕。
サイドジッパーのトイレの煩わしさも気づいたら許せてます。
ブルックスブラザーズのシアサッカー地のスラックス。税込14000円。
凹凸があるテクスチャーで肌に触れる面積を最低限にする。
これぞまさにな夏用パンツです。
アメトラ、アイビー由来の生地で
少しキザなイメージを持つ人も少なくないと思います。
以前は僕にもあって、少し行儀が良すぎる気がしていました。
ツータックで適度に太く、裾もたまるなら解消できます。
手を抜いていてもしゃんとしている感じ。
生地の持つイメージや見た目に対しての履き心地がとてもおすすめ。
蒸し暑い。蒸し暑い。と嘆いてしまう本格的な夏の始まり。
故の洋服の制限が手に取るきっかけを与えてくれました。
季節物には季節物の良さがありますね。
石田英二