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二ヶ月弱前から週のほとんどはPANORAMA STOREに立っています。
せっかくなので、
今週はPANORAMA STOREの商品を紹介してみることにしました。

秋を見据えるというよりかはまだ夏を楽しむつもりで組みました。
ビジュアルと合わせて3アイテム紹介していきます。
 








50年代頃のレーヨンベースのジャケット。税込44000円。
少し光沢があってドライな質感。
表示はないですが、おそらくアセテートが混紡されていると思います。


イレギュラーな低い位置のフラップポケット。背面は3枚仕立て。
この手のジャケットの中でも着丈に対して横幅がより多く取られています。
大きく動いて風を含む生地感。
なら今からでも。とデニムのカットオフに合わせてみました。
もちろんそれなりに暑いです。が気分は良いです。


フェードやエイジングは少なく、
古い服古い服然とした面構えではないので、伝わりにくい1着だと思います。
着やすくて生地が良い服ならいくらでもあるし、
ヴィンテージを選ばない理由もいくらでもある。

だからヴィンテージを選ぶ。そこに意味はあります。
デザインや加工では再現することはできない、
時間の蓄積によるヴィンテージが持つ"空気感"が確かにある。




エンジンオイルメーカー"STP"のTシャツ。税込26400円。
アメリカのモーターカルチャーを象徴するブランドです。

ロゴの全面プリント。アメリカらしい大胆さと実行力。
これをTシャツにしてしまおう!とは到底思えない僕にとって、ファニーで心惹かれました。
やっぱアメリカ古着っていいなあ。

こう見えてボディは60年代~のヘインズXL表記。
1枚で着ることがほとんど無かったこの時代のTシャツ。
サイズはかなり大きめですが、
袖は短く身幅はスリムというチグハグなバランス。

このヴィンテージが故の偶然的な形も
もはや受け入れたいという僕は変わり者?

ヴィンテージのほとんどにデザインした人間の意図はない。
着る人間の意思によって、
デザインや価値を上回る魅力を得るときが沢山あると思っています。




靴は今週末に入荷したリザード(トカゲ革)の革靴。税込44000円です。
古着で見かけるエキゾチックレザーの中でもかなり良質な物が見つかりました。
理論がましく履かずなんとなく選んでも、
なんとなく以上の仕上がりになります。
「何か足りないな」を奇をてらわず解決できるんじゃないかなと思います。










石田英二