アメリカから帰国して2週間と少しが経ちました。
PANORAMAは既に150着程、新しく入荷してフレッシュな秋物で店内を仕上げています。
DIORAMAも同様爽やかな顔ぶれ。
両店舗とも、いつ来ても良い状態を保てるよう手を緩めず入荷しています。
今週はDIORAMAに並べている、
仕入れたてホヤホヤの古着を3着紹介していきます。
50年代頃のレーヨンジャケット。税込55000円。
カーコートやスポーツジャケットを
リゾート向けにゆったりとしたシルエットや生地にアレンジして、
作り変えられたのがこのジャケットの始まり。
通称"ハリウッドジャケット"。
そんな名前にそぐはない、
ノットグッドなコンディションで見つけてきました。
当時のロックンロールやロカビリーなどの煌びやかなカルチャーが、
表に出過ぎないラフなムード。
決して否定的に取らなくても良い、汚れやダメージだと思っていて、
色気よりも素朴な空気が気に入っています。
気張らず、雑に着る為のハリウッドジャケットです。
80年代のLevi's "70505"デニムジャケット。
70年代から2000年代頃のワッペンをずらっと。
アウトドア、ヒッピー、バイカー、スポーツなどバラバラです。
気に入ったものをとりあえずつけたのかな。とっても大雑把でパーソナル。
ワッペンを集めて、ボディを決めて、
いざ自分でやってみよう。
って思ったらこんなバランスにするかな。もっと行儀良く並べてしまうんだろうな。
きっと出来ないと思うからよりよく見えます。
決して100点とは言えない出来栄えだけど、同じものは一つとない。
ゆるっとしたサイズ、デニムの濃さ、ワッペンの量や配置。
このジャケットだから気に入ってくれた人に届いてよかったです◎
60年代のプリントフランネルシャツ。税込20000円。
開襟仕様のボックスシルエットのモノ。
ターコイズ、ピスタチオ、インディゴの大ぶりなチェックにオールコットン。
古いネルシャツは色、素材を特に大切にしながらセレクトしました。
結果的に形も着やすくてとても良い。
アメリカンなんだけど少し新鮮。そんなシャツが数枚集まったと思います。
バックトゥザクラシック。
大きな変化ではなく、小さなアップグレードを。
石田英二